アフリカ編、始まる
明けましておめでとうございます。
大晦日と正月三が日はボスニアの宿で寝正月を敢行してました。
カウントダウンは寒すぎたので行かず、年が明けても初詣に行く用事もないので大半の時間をゴロゴロして過ごしました。
同部屋のメキシコ人は全然活動しない僕を見て、「カウントダウンにも行かないなんて、お前は何をしにボスニアに来たんだ?」と言いました。
何って観光ですが何か?と思いました。
まぁ観光も1日目しかしてないんですが。。(おい)
元日をほぼ一日中ベッドで過ごすというだらけきった生活をしてたら、翌朝6時に予約してたバスを逃し移動できませんでした。
外が氷点下なのに5時起きなんてそもそも無理やったなぁ。
寒い日に早起きが無理なんてことは自明でした。
バスを逃して予定が全て狂ったので、東欧はもうやめてトルコに行こうと思います。
ーーーーーーーーーーーー
いつもより長い前置きはこれくらいにして、ブログの時間軸ではついにアフリカに上陸です。
記念すべきアフリカ1カ国目はモロッコ!
世界三大ウザい国!
大陸の変わり目ということで、久々にLCCじゃない航空会社です。
もうシート広いし、機内食あるし、毛布と枕ついてるしでめちゃくちゃ快適や〜
そこそこ長いフライトの末到着したのはカサブランカ!
カサブランカ自体はそんな見どころないけど今回はここからフェズとシャウエンに行く。
翌朝のバスでフェズに移動やから今日はカサブランカ市内に宿泊。
カサブランカの空港から市内へは鉄道が通ってる。
電車に揺られること40分、カサポール(casa port)駅に到着。
駅構内はめっちゃきれい
ここから旧市街までは歩いていける。
なぜかめちゃくちゃ埃っぽい道を歩いて宿を目指す。
ネッコいた
今日の宿はユースホステル。
安かったから取ったけど、全然人おらん。
シーズンじゃないにしても少なすぎる。
大丈夫か?
荷物を置いたら新市街にあるバスターミナルにチケットを買いに行く。
モロッコのバスは国営のMTC(名前違ったらごめん)ってのが唯一信用できるらしい。
唯一ってなかなかやな。
1日に何本かはあるって聞いてたけど、明日は一本しか出てないとのこと。
1200円。
その後は特にすることもないから夕食の店を探すついでにあたりを散策することにする。
思ったより早く日が暮れたけど、安いローカル食堂を探して旧市街をさまよってると、地元の人に呼び止められた。
世界三大ウザい国って聞いてたから、めんどくさい系かと思って身構える。
けど、話の内容は至って真面目でこの時間帯、この辺りは危ないからさっさと帰れとのこと。
なんや、ただのいい人か。(失礼)
地元の人が言うくらいならってことで宿近くの高くも安くもない店で夜ご飯。
さて皆さん、モロッコ料理といえばなんでしょうか?
そうです、タジン鍋です。
これを食べなきゃモロッコに来た意味がない(そんなことはない)
お値段は日本円で400円弱と高くも安くもないって感じ。
けど、パンとスープもついて来て、しかもスープは飲み放題。
コスパは最強かも知れん。
店員の兄ちゃんがめっちゃええやつでインスタ交換した。
あと、味もしっかり美味しかった。
翌日は早めのバスやからご飯の後はすぐ就寝。
翌朝、寝坊することなく起きると、バスターミナルを目指す。
と、ここで事件発生。
体の至る所が痒い。
虫に刺されている。
これはあれか?! 旅人の天敵南京虫か!?と思ったけど、刺し跡から見るにどうやら南京ではないみたい。
まぁいずれにしても痒いのは変わらんからいただけない。
痒さに耐えながらバスに乗車。
モロッコのバスは南米から数段、いや十数段落ちるクオリティやな。
でもUSBポート付いてた。
乗車時間は5時間ほど、ほぼ定刻でフェズに到着。
バスが着いたのは新市街で、宿があるのも観光地なのも旧市街。
3キロくらいやし全然歩ける。
旧市街に近づくにつれて、次第に道が入り組み、城壁みたいのも見えて来る。
迷宮都市の片鱗を見せてきたかな?
ちなみに子供達はノリの良さげな感じ
カメラを向けたらポーズ取ってくれる。
フェズは城壁に囲まれた旧市街が見どころで、中の限られたスペースに店やら住居が所狭しと並んだ結果、まるで迷路のように道が入り組んでるらしい。
やから迷宮都市。
マップスミーを頼りに歩いていると、城壁に今日の宿の名前が書いてある。
それを頼りに進んでいくと、宿にたどり着いた。
最後にはGPSも意味わからんくなってたし、この表記がなかったら確実にたどり着けへんわ。
宿のオーナーはG大阪が好きなナイスガイ。
宿の雰囲気はかなり良い。
荷物を置いて一息ついてると、先に宿泊してた日本人のアキさんが帰ってきた。
アキさんも世界一周中らしい。
せっかくなので一緒に迷宮を探検しにいくことに。
昨日も迷宮に入ってたアキさん曰く、メインストリートから外れない限りは迷わないらしいけど、一度横道に逸れると帰って来るのはかなり困難らしい。
昨日は一人で横道に逸れて帰還するのに苦労したとか。
旧市街の入り口、ブージュルード門から続くメインストリートはたくさんの土産物屋や飲食店で賑わっている。
ここはまだ観光地100%やけど、奥に進むにつれて観光地と地元が混ざっていく。
メインストリートは基本小売店やけど、横道に逸れてみると土産物を製造してる工房があったりする。
銀細工の工房とかは見てるだけでも楽しい。
写真は撮り忘れた。(無能)
これは売り物かつ翌日撮った写真。
そして、いつのまにか道はわからなくなってた。
覚えてるつもりやったのにこれはえぐい。
迷宮の名は伊達じゃなかったなぁ。
色々と彷徨っているとタンネリーにたどり着いた。
タンネリーってのは皮を革に加工する場所。
動物の皮を干したり着色したり舐めしたりすることで、革にする。
知らんかってんけどフェズではなめし皮が有名でイタリアとかのブランドもここで仕入れをするらしい、知らんけど。
客引きたちがたくさんいて、見学してけよ!と言って来る。
基本的にはタダで見れるみたい。あとで強烈にセールスを受けるけど。
でも、後出しで見学は有料やって行って来る輩もおるから事前に話をつけとくべき。
イチャモンつけて来るやつは事前に話してもなんか言って来るけど、あとで口論するときに事前にタダで合意しとくと武器になる。
そんで、これがフェズのタンネリー!
匂いがすごいって聞いてたけどそんなことなかった。
下に見える桶は多分いろんな着色料が入ってるやつ。
案内してくれた人が、フェズでは動物の肉を食べ、その皮を舐めし、骨で櫛を作るって言ってた。
全てを余すことなく使うってのは大事なことやなぁ。
タンネリーを見た後は夜ご飯。
迷宮から一旦外れて、純度100%の地元の屋台でサンドイッチを買う。
フェズでは丸くてひらべったいアラブパンの中を開いてレバーやったり野菜やったりの具を挟んだサンドイッチがめっちゃ売ってる。
一個100〜200円で直径20センチくらいのボリュームがあるから、めちゃくちゃコスパええ。
めちゃくちゃ美味しいし、野菜も取れてもう最高。
お腹を満たしたら良い時間になったから帰還を試みる。
が、当然道はわからない。
GPSもバグってて現在地さえわからない。
ここでモロッコが世界三大ウザい国といわれる所以の一つが顔を出して来る。
その名もいつの間にかガイド(名前は今つけた。)
迷っていると、その辺の若者が話しかけて来る。
メインストリートに行きたいのか?案内してやるよ!、と。
こいつらはあとで100%金銭を要求して来る。
事前にガイドは必要ないとか金は払えないとか言っても、「大丈夫!おれはただの学生でガイドじゃない」と言って反強制的に先導される。
断ってもついて来るし、金は要求して来るしでウザいことこの上ない。
史上最強にうざいのは、ここを通りたければおれに金を払えって言って来るパターン。
お前に一体どれほどの権力が?ってなる。
そう言う輩は基本的に無視安定で、道はお店をやってるおじいちゃんおばあちゃんに聞いたほうがいい。
なんだかんだで宿に帰るのに1時間以上かかった。
アキさん昨日よく一人で行ったなぁ。
めちゃくちゃ疲れたけど、自称ガイドじゃないガイドウザいけど、刺激的で楽しい街や。
読んでくれてありがとうございます
よかったら押してってください
↓↓↓↓↓↓↓↓↓