いつか行けるから今行こう

休学医大生の世界一周日記

変な人に会いました

インドに来たからお腹を壊すと思って身構えてたら、まさかの風邪を引いたくさいです。
そっちかー!!
水っぱなが止まらねぇ


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さて、ブログの時間軸ではルクソールから夜行バスでカイロに戻ってまいりました。

隣の席の方が大変こう、恰幅の良い方でしたので非常に寝苦しい夜でございました。

朝7時ごろ、カイロに到着したら宿を目指します。

本日の宿はかつて有名な日本人宿やった、サファリホテルです。

場所はバスが到着するラメセス駅から近からず遠からず(どこだよ)

大通りから横道に入ってすぐのとこにある雑居ビルの5階です。6階やったかもしれん。

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建物前の八百屋は陳列がやたら綺麗。

階段しかないから登るのがもう一苦労。

一つ下の階には有名な日本人宿、ベニス細川家があります。

サファリホテルとベニスはめちゃくちゃ仲が悪く、一説によるとどちらかに宿泊するともう一方には泊まれなくなるとか。

昔はこの2つに加えてもう一個下の階のスルタンホステルってとこの3つが日本人宿として繁盛してたらしいけど、アラブの春のときの治安悪化によって日本人観光客が激減したことで客の取り合いになったみたい。

で、スルタンホステルは撤退、サファリは半日本人宿みたいになって今に至るらしい。(サファリホステルの主(仮)談)

このサファリホテルの主(仮)がまた強烈な人やった。

ホリエさんと言う方で、なんというか、失礼やねんけど一言で言うならば変な人。

すごくいい人やねんけど、変な人。

旅中にあったなかで一番変な人。

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まず長髪に顎髭にピンクのカチューシャっていうパンチのある見た目で、サファリホテルにかれこれ8ヶ月いるらしい。

とにかく面白い人やから会いたい人はぜひサファリホテルまで。

まだしばらくいるって言ってはった。

んで、今日はエチオピアのビザやったり、マラリアの薬やったりをもらいに役場に行くつもりやってんけど、ホリエさん曰く金土は役場は休みらしい。

滞在するのは今日含め2日。今日は金曜日。

おっと?これはやったな。

まぁビザはアライバルで取れるし、薬は買えばいいし。

ということで、午前中は博物館とオールドカイロへ、午後はホリエさんに穴場スポットに案内してもらうことに決定。

でも、博物館があくまでまだ時間が空いてるのでホリエさんとトランプをすることに。

いろんなオリジナルのゲームを考えてるとのことで、いくつか教えてもらったんやけどその中に南米で会ったザマミさんから教えてもらったゲームも入ってた。

ザマミさんはエジプトで人から教わったって言ってたけど、こんなところで発案者に出会うとは!

世界は狭いなぁ。

そんな小さな感動も挟みつつトランプに興じていると博物館の開館時間になる。

ということで、いったんホリエさんとは別れて博物館へ。

ホテルから博物館へは徒歩で15分程度。

地下鉄でも行けるけど、乗るまでもない距離やな。

博物館に着くと、開館直後やというのにすごい混雑。

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昼間はもっと混むらしい。

恐るべし、エジプト文明!(違う)

チケットはあいも変わらず学生は半額。

日本の学生証で果敢に挑むもあえなく撃沈、かと思われたが「日本から来たんだよ〜。頼むよ〜」みたいなことを言ったら、あっけなくオッケーやった。

ほんまに係の人次第やなぁ。

そして、いよいよ入場。

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あんまり意味のない荷物検査を通り抜けるとすぐに、なんかおる。

ちなみにここもカメラでの撮影はチケットを別で買わない限り禁止。

つまりスマホならOK。

このガバガバのルールなんとかしたら?

一応時代の順番に陳列されつらしいんやけど、エジプトの歴史に疎いもんで良くはわからん。

ただ、今回この博物館に行ったことで分かったことは、古代エジプトの造形技術半端ないって!スマホの顔認証ほぼ全部検知されるもん!

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ってことです。

一階の展示物たち

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一階は時代ごとの陳列で、二階に上がるとミイラやたり棺桶やったり副葬品やったりがたくさん展示されてた。

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あの有名なツタンカーメンの黄金マスクの展示室も二階にある。

この展示室だけは写真撮影自体が禁止でちょっとだけ、ほんとにちょっとだけ警備が厳重やった。

それでも余裕で写真は撮れそうやった。撮ってないけど。

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代わりにその辺の通路に唐突に展示されてた別のファラオのマスクの写真を。

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これはツタンカーメンの副葬品。

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そんで、この博物館でも子供たちからの写真攻撃にあった。

エジプトの子供セルフィー大好きすぎる。

混んでくる前にさっさと退散してオールドカイロを見に行く。

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外にも遺跡からの出土品が


オールドカイロには、コプト教(昔のエジプトにおけるキリスト教)の教会があるんやけど、狭い上に観光客でごった返しててあんまり好きじゃなかった。

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あと、近くに大きいモスクもある。

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ちなみにこの近くの住宅街の建物はいくつか目視で測るほど傾いてる。

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絶対住みたくないなぁ


いったん宿に戻るとちょうどホリエさんが昼飯の準備をしてるとこで、おれにも分けてくれた。

白ごはんにツナ缶に醤油に味噌汁。

シンプルやけども間違いない組み合わせ。

最高にうめぇ。


最高の昼ごはんの後は他の日本人が帰ってくるまで再びトランプに興じる。

現在サファリホテルにいる日本人4名が揃ったところでホリエさんプレゼンツ、カイロ穴場ツアー開始!

まずは乗合タクシーで一つ目のポイント、モスクに向かう。

近くまできたところでタクシーから降りると、そこは死者の町。

というのは、実際の街を模した集合墓地で、文字通り死者の町。

ちょうど夕陽が見える時間帯でめっちゃ綺麗。

死者の町の後はモスクに向かう。

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ここはお札にもなってるすごいところらしい。

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そんな派手な感じのモスクじゃないけどそれがまたいい?

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ネコめっちゃおる


ここからは次のポイントまで徒歩で移動。

途中に通った市場が雰囲気がまるで異世界でいい感じ。

ホリエさんから写真はやめとくように言われたから写真はなし。

市場を抜けると一気に賑やかな通りに。

地元の人たちで賑わってる。

ホリエさんは何回も来たことがあるからかいろんなところで声をかけられてる。

歩いてる人たちを見てると、真っ黒の手をした人がいる。

この人たちはアルミの加工場で働いてる人らしい。

エジプトでよく見る丸いアルミ皿は手作業で作られてるらしい。

知らんかったなぁ。

しばらく歩いていくと急に町の雰囲気が変わる。

カイロにはイスラム教徒とキリスト教との両方が住んでるんやけど、両者は住む場所もはっきり分かれてるらしい。

今までいたのはムスリムのエリアで、途中からはキリスト教徒のエリア。

キリスト教徒のエリアはカイロの中でも治外法権みたいになってて、警察もほぼ介入しーひんのやって。

子供がトゥクトゥク運転してたりするから引かれんように注意が必要。

このエリアは明らかにムスリムのエリアより貧しい感じ。

カイロ中のゴミがここに集まってきて、それを分別することで生計を立ててる人も多いらしい。

同じカイロ市民やのになぁ。

そんな街を抜けると大きな門にたどり着く。

ここには兵士がいて、通行人を管理してる。

門を抜けるとそこはコプト教の教会がたくさんあるエリア。

らしいんやけど、見たとこでかい岩山しかない。

岩山沿いの道を登っていくと岩壁に何やら建物の入り口部分がくっついてる。

中に入ってみると、そこにはなんと教会がある。

昔のエジプトではコプト教は迫害されてたのか、敵に見つからないようにこんな岩の中に教会を作ったらしい。

この岩山には教会がいくつもあるんやって。

そして、道の向かいの小さめの岩には何やら祈りを捧げるおっさんの像が。

このおっさんの像はある伝説を表してる。

伝説というのは、端的にいうとおっさんが三日三晩祈ってたらこのでかい岩山が宙に浮いたって話。

ちなみに祈る先にはキリスト様が

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このすごいおっさんの像の裏からはキリスト教徒の居住区が見渡せる。

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夕陽と相まって超きれい。

いくつかの建物の上では誰かが旗を振っている。

これは飼っている鳩を呼び戻しているんだそう。

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やっぱり夕陽はいいなぁ

夕陽の後はさらに奥に進んで、この辺りで一番大きい教会と二番目を見にいく。

これまた岩の中に作られてるんやけど、これはでかい。

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さっきの伝説の絵。

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そんな感じで穴場ツアー終了。

自分一人やったら絶対にこない場所やったからホリエさんには感謝しかない。


夜ご飯はホリエさんオススメのコシャリ屋に行った。

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ここではトッピングにレバーとソーセージをつけれる。

そのままでも十分うまいコシャリにさらに動物性タンパク質まで加わったら、そりゃもう間違いないでしょう。

そして帰り道でホリエさんオススメのアイス屋があるからそこでデザートにジェラート購入。

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アルゼンチンで食べたやつに勝るとも劣らない味に、アルゼンチンを超える量の多さで、人生で美味しかったアイスランキングの一位更新してきた。

充実のカイロ1日目やったなぁ。


明日はピラミッド。



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