ただの移動日
最近は基本的にゆるい生活を送ってたもんですから、冒頭に書くことがなくて困ります。
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エチオピア二日目の朝は早い。
乗るべきバスが5時過ぎ出発とかいう馬鹿げたスケジュールしてやがるせいだ。
4時半に予約していたタクシーに乗り込む。
ここが日本ならば確実に廃車であろうオンボロタクシーでバスターミナルに向かっていると、高架橋下にたむろしている若者が。
彼らはタクシーを見つけると進路を妨害するようなそぶりを見せたが、ドライバーが急加速して振り切る。
ドライバー曰く彼らはタクシー強盗だそうだ。
いやまじか。
治安やべーやろなとは思ってたけど、実際やべーな
まぁまぁなピンチを迎えかけながらもバスターミナルに到着。
ドライバー曰く場内にもヤベェ奴はいるから気をつけろとのこと。
いや怖いわ笑
バスを見つけるのに苦労したなんていうブログを見たことがあったから、バス見つける時間も考えて早めに来たけど、すんなりバスは見つかった。
のはいいけど、問題はここから。
今回のバスでは荷物を屋根の上に乗せることになってるんやけど、ここで荷物を屋根に乗せる係にいくら払うのか問題が発生する。
この値段は諸説あって、払わなくていいという人と二つで10ブルやったという人がいる。
さて、今回はいくらなのだろうと思っていたら、フィフティンという。
聞き取りにくかったから15か?と高いなと思いながら聞き返すと、男はなんと50だと言ってくる。
そんなわけねーだろ!そんなしょうもない嘘つくなら1ブルたりとも払わねーぞ!ってつっぱねても、しつこく50で要求してくる。
外国人や思って舐めやがって。
しばらく揉めていると前の席の男が仲裁して来た。
曰く、20ブル払うのが決まりらしい。
あらかじめ聞いていた話の4倍の値段やからにわかには信じ難かったけど、嘘をついてる感じでも無い。
とりあえず20は払ったけど、50ってとんでもねーボッたくりじゃねぇかこの野郎。
あー腹立つ。
仲裁してくれた男は大学で建築学の講師をしているらしい。
これから向かうディラに実家があって、アディスアベバとディラを行ったり来たりしてるそうな。
お互いに身の上話をしたりしていると、空が白んできた。
この時点でバスはまだ出発していない。
どうやらバスが満員になるのを待っているらしい。
いやおれの睡眠時間返してくれん?
結局出発したのは7時過ぎ。
アフリカアアァア
バスは途中昼休憩を挟んで順調に進んでいく。
悪路と聞いてたけどそうでもない。
昼ごはんがわりに飲んだアボカドジュース。
めっちゃお腹にたまる。
3時か4時くらいにはディラに到着。
ここからもまた朝に引き続きムカついた。
まず、バスが停車するなり数人が屋根に駆け上る。
そこで積荷を誰が下ろすのかで争い始め、やっと荷物が降りて来たかと思えば今度は地上部隊がおれより早く荷物を取り、誰が運ぶかで荷物を取り合う。
人の荷物を好き勝手に引っ張り合うもんやからいよいよ腹立って、怒鳴りつけたらシーーンてなった笑
荷物下ろした奴がチップ要求してくるのは自明やから、そいつに荷物を運ばせて宿まで案内させた。
他のやつら不満たらたらやったけど、なにが悲しくて別注で2倍チップ払わなあかんねん?
案内された宿は電気なし水シャワートイレ無しっていう最低レベルの部屋やったけど、ほかに宿も見当たらんから止まらざるを得ない。
しかも、他に宿ないのを良いことにこのクソみたいな設備で550円も取ってくる。
しかもオーナーは謎の言い訳をして10ブル(約35円)だけぼったくろうとして来る。
これがアフリカの洗礼かぁ、と思うともはや笑けてきた。
外を歩くと色々疲れるから翌日分のチケットだけ買って部屋に籠った。
翌朝、まだ真っ暗な時間帯にバスターミナルに向かう。今日のバスは昨日よりボロいけどトランクに荷物入れてくれた。
これで到着した後の荷物争奪戦は回避できる。
やっぱり満員になるまで待つスタイルっぽいけど、今回は夜が明ける前に出発できた。
やはり聞いてたほど悪路ってわけでもない道をひたすら走る。
昨日と違うのは検問やら休憩がやたら多いこと。
あとは途中で自生してるチャット(カフェインにような覚醒作用がある物質を含む植物)を収穫してきてくちゃくちゃするもんだから、おれを除く車内全員が以上にハイなことくらい。
陽気な奴らとおれを乗せたバスは順調に進み3時前には国境の街モヤレに到着。
ナイロビへの移動は翌日のつもりやったけど、4時発のバスがあるから急げば間に合うぞ!とのこと。
移動できるならそれに越したことはない。
大急ぎでイミグレに向かうも窓口に職員がいない。
しばらく待ったのち職員が登場してすんなり出国。
ケニア側に入る際になぜか通行料を請求する男がいたけど、周りにいた人らが払わんで良いと助けてくれた。
その中の1人がバスまで案内してやるから早く入国手続きをしてこいとせかして来る。
この時点で若干の怪しさはあるけども、今日中に移動できるならそれに越したことはないから、手続きを急ぐ。
手続きはあっさり終わると思われたが、ビザ代を支払う段になって一悶着。
綺麗なお札しか受け取りたくないケニアイミグレvs汚れたお札から消費したいおれ
向こうの言い分としては、端っこにちょっと汚れがついてるから受け付けられない。
これは銀行で受け取ってもらえないとのこと。
おれは絶対にそんなことはないと思ってるから、この札しかないの一点張り。
けど、水掛け論で拉致が開かないので新しいお札を出すことに。
ようやく入国できて、街中に進んでいくとさっきの男の友達だという奴がバスまで案内するから急げという。
いよいよ怪しい。
絶対お金要求して来るやつや、とためらうおれの心情を見透かすかのように、お金は要らないという。
言質をとったところでまずはATMに行きたい旨を伝え、ATMに向かう。
お金を引き出そうとすると、なんとおれのカードに対応してないATMでお金が引き出せない。
モヤレにあるもう一つのATMに向かうも今度はメンテナンス中。
明日になれば使えるらしいから今日はモヤレに泊まることに。
本当は手持ちの米ドルを両替すればケニアシリングは手に入ったけど、米ドル使いたくなかったのと、案内人を撒きたかったので一泊することに。
ということで、本日泊まるのはマイアミラウンドロッジ。
Wi-Fiとシャワーはないけど電源がある。
これはでかい。
ケニアシリングがほとんどないもんだから、昼夜ご飯はパンとフルーツ。
こんだけ買っても100円てすごいな。
マンゴー超うまかった。
明日はお金が手に入ると良いなぁ
読んでくれてありがとうございます
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