ピラミッドツアー
気づけば旅も残り1ヶ月ということでね。
日本に帰るのは楽しみやけど、旅が終わるのは寂しいような、そんな感じです。
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カイロ2日目は昨日の穴場ツアーに一緒行ったヤスさんとピラミッドを見にいく。
せっかくやからいろいろ見たいってことで宿に張り紙があった、ピラミッドツアーなるものに参加。
いうてもただのタクシーチャーターやけど。
タクシー一台借りて、屈曲ピラミッドと赤のピラミッド、階段ピラミッドとか4つくらい行ける。
もちろんギザのピラミッドもいける。
朝8時やったか9時やったかに宿を出発。
最初に向かうのは赤のピラミッドと屈折ピラミッド!
人生初ピラミッドでございますよ。
ここの入場料も例によって例のごとく学生は半額。
ここでは日本に学生証が通用した。
いうても係員の気分次第やから今後行く人のあてにはならんけど。
敷地内に入って最初に見えてくるのは赤のピラミッド。
どことなく赤い気がする。
奥に屈折ピラミッドがあるから先にそっちに行く。
これが人生発ピラミッド!
いやぁ逆光。。
屈折ピラミッドはその名の通り稜線が途中で屈折してる。
この理由は諸説あるらしいけど、1番好きな説は最初は下の部分の角度で作り始めてけど、途中で「あ、このまま行ったら崩れるやつや、、」って気づいて修正したっていう説。
ピラミッドは建てる場所とかめっちゃ細かく計算して作られてるらしいのに、その凡ミスはなんなん?
にしてもやっぱでっかいなぁ。
こんなでかいのよく作ったわ。
ピラミッドの建築は奴隷の仕事やったみたいな説を聞いたことがあって、それを信じてたんやけど、ヤスさんによると建築は奴隷に強制的にやらせたわけじゃないらしい。
つまり、建築に携わった人たちは積極的に関わったってこと。
まぁ嫌々じゃこんなでっかいもの作れへんよなぁ。
この屈折ピラミッド、最近内部の公開が始まったばっかりということでね。
せっかくただやし、潜入してきた。
入り口では例によってカメラで撮影しちゃあかんでっていう意味をなさない注意を受ける。
入り口からは狭い狭い通路を下っていくことになる。
この通路なかなかに狭くて通るのしんどかった。
まぁおれは強いて言うなら、どちらかといえば、小柄な方やからそこまで苦労しやんかったけど、大柄な人はだいぶ辛いやろなぁ。
あ〜小柄でよかった!
通路を下り切ると広いスペースに出る。
発掘後やからか何にもないけど、元は副葬品で溢れてたんやろなぁ。
スペースの奥に進むと、せっかく下ったのに今度は階段があってそれを登っていく。
階段を上り、通路を抜けるとそこは行き止まりで、馬鹿でかい部屋がある。
ここが棺があった場所なんかな、知らんけど。
ピラミッドの中から脱出したら、周りを一回り。
やっぱり順光の方が綺麗やな。
シルエットだけなんもいとおかしやけど。
さて、歪な形のピラミッドの次は正統派のピラミッド!
すぐ隣(2キロ先)のピラミッドに移動。
「赤の」って言うだけあって建材に使われてる石が心なしか赤い?
この赤のピラミッドも中に入ることができる。
けど、こっちはずっとまえから内部公開されてるからいまいちレア感ないなぁ。
そんなん言いつつも入るんやけどな。
例によって例のごとく入り口でカメラで撮影したらダメな旨を伝えられた後、入場。
入ってすぐ気づくのはなんか臭ない?
気のせいかと思って先に進むが、最深部に着いたあたりで疑念は確信に変わる。
やっぱ臭い。あれだ、南米長距離バスのトイレみたいな匂いする。
中身は屈折ピラミッドとそんなに変わらんかったし早々に退散。
入り口に戻ると係のおっさんがチップを要求してくる。
いや、どこにチップが発生するようなやりとりがあってん?
あれか?ちょっと会話したからか?あんたはアイドルかなんかですか?
なんてことは言わず、颯爽と無視して周りを見にいく。
やっぱり外壁は所々劣化してるなぁ。
時の流れを感じる。
二つのピラミッドを見た後はなんかでっかい像が展示してある博物館にいく。
名前は忘れた。
メインのでっかいやつだけ屋根のある建物の中にある。
すごいなぁ。でかいなぁ。(小並感)
エジプトの像やら絵やらは大体一歩踏み出したポーズをしてるんやけど、これは蘇りとか復活、言うなれば永遠性を意味してるんやって。
エジプト人は永遠大好きやなぁ。
永遠の命とか頼まれてもいらんけどなぁ。
もちろんすぐ死ぬのは嫌やけど。
この博物館の見どころはでかいやつの他に、スフィンクスもある。
スフィンクスって言ったら、ギザのあれしかないと思ってたけど他にもあるんやなぁ。
、、、
いや、ちっさ!!
まぁあんなでかいのそうそうないよなぁ。
ピラミッドじゃあるまいし。
ちなみに、ここも半額で行けた。
次に向かったのは階段ピラミッドがある遺跡群。
ここに来て半額チャレンジに失敗。
ちくせう。
損はしてないはずやのに損した気分。
この遺跡群にはホースマンっていうのがいっぱいいる。
観光客に声をかけては馬に乗らないか?ラクダに乗らないか?って、うっせぇよ。
ホースマン情報によると、ここには階段ピラミッドの他に、王妃とかその娘の墓もあるらしい。
それはともかくまずは階段ピラミッド!
なんでこの形になったかっていうと、下の段から順番に作っていく際に下の段と上の段を滑らかにする技術がなかったって話。
もっと近くに寄ってみるかってことで近づくと、家族連れがピラミッドに登って写真を撮ってる。
いやこれ世界遺産やで?
絶対あかんやん。
けど、あかんくないとすればこれは行くっきゃない!
いざ麓にたどり着き、まさにおれらが登ろうとした瞬間、
警備員「おい!それは登っちゃあかんやつや」
いやあかんのかーい!
ピラミッドに登る夢は叶わなかったので、遺跡の中を歩いてみる。
多分これが王妃とか娘の墓。
中の写真は撮ったらあかんみたい。
中を見てたらホースマンの一人が頼んでもないのにガイドを買って出て、壁の絵について説明を始める。
でもな、これは牛の絵だ!これは魚の絵だ!って言われなくてもわかるんよなぁ。
ただただ煩わしい。
さっさとどっかいかねぇかなぁと思ってたら、そいつが急に「おれはここの責任者なんだ。特別に写真撮るのを許可してあげよう!」とか言い出した。
責任者かどうかは知らんけど、どうせ後からお金せびってくるんやろ?と思ってあしらってると、絶対お金は取らないから!とのことなので写真を撮ることに。
写真を撮って外に出るときに、案の定金をくれって言ってきてけど、いやただやって言ったやんてことでスルーする。
さらに奥に進んでいくと現在進行形で発掘してる場所があった。
近くに行こうとしたら普通に怒られた。
この近くになんか瓦礫の山見たいのがある。
マップスミーで調べたら、どうやらピラミッドの残骸らしい。
12時までやったら中にも入れたみたいやけど、時刻は午後1時。残念。
これ以上は何もなさげやったから、今度は階段ピラミッドの裏側に行ってみる。
これだけ言っとくと、特に立ち入り禁止の看板とかなかった。
せやのに裏手に回ると絶賛発掘中。
作業員に胡乱な目で見られて追い出される。
追い出されるとは言っても、一周することはできて、その途中で石でできた箱の中の入った像を見せてもらえた。
一体なんやったんかは知らんけど、普通はいけへんとこで見たからレアなやつなことは間違いない。
階段ピラミッドの後はいよいよギザのピラミッド!
普通ならテンション上がるとこなんやろうけど、今日一日崩れたのも合わせれば結構な量のピラミッドを見てきたわけで、若干お腹いっぱい感はある。
若干な。
ギザのピラミッドはラクダの客引きがやばいって聞いてたけど、チケット売り場の目の前でおろしてもらったからか客引きに捕まることもなくすんなり入場。
声かけてきた係のおっちゃんを客引きやと勘違いして冷たく当たったことに関しては、申し訳なかったと思ってる。
入場してすぐ現れるのはスフィンクス!
そうだよこれこれ!
このサイズ感が大事。
場内にもラクダの客引きはおって、大ピラミッドを目指して歩いていると結構声をかけられる。
乗りたい人は知らんけど、興味なければ無視してれば大丈夫。
大ピラミッドまでの道沿いには小さいピラミッドがいくつかあるけど、それはもはやジャングルジムと同じ扱いになってる。
子供も大人も登り放題。DON’T CLIMB とは?
そしてこちらは大ピラミッドやけど、こっちもこっちでやりたい放題。
あーあー、世界遺産が、、
正直ピラミッドはもうええてって感じでお腹いっぱいやけど、やっぱでかいなぁ
一番でかいピラミッドの近くには太陽の船が展示してあって、これは別料金。
ヤスさんが奢ってくれた。あざす!
これは見る価値あるなぁ。
んでもって、ここピラミッドでも小中学生たちの写真攻撃に合う。
エジプトのSNS漁れば自分の写真見つかるんちゃうかな?
敷地内には3つのピラミッドがあるから一応全部近くまで行って帰った。
夜ご飯は昨日と同じコシャリ屋に。
今日はこのまま空港に移動して深夜便でエチオピアへ!
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