パタゴニア弾丸ツアー part3 フィッツロイ
携帯を紛失したせいで書き溜めてた日記のデータも全て無くなりました。
ですので、今後はかなり前の出来事について記憶をたどりながら書いていっことになります。
時々書く情報等も曖昧になりますが悪しからず
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パタゴニア弾丸ツアーの最後はアウトドアブランドPATAGONIAのロゴにもなっている山、フィッツロイです。
フィッツロイは煙の山と呼ばれるくらい曇りがちな山で綺麗に全貌を見るのはなかなか難しいらしい。
特に今回狙うのは朝焼けで赤く染まったフィッツロイ。
本気で見ようと思ったら1週間くらい天気待ちをする覚悟がいるとかいらないとか。
でも、1週間も待つような時間も気力もないから今回は一発勝負の運試しをすることにする。
とりあえず麓の街まで行って、出発時に雨なら登山自体を諦める。登って曇りだったとしても再チャレンジは無しって感じ。
フィッツロイの麓の街はエル・チャルテンっていう街。
カラファテからバスで行ける。
確か昼前とかに出発して3時くらい着やったはず。
バスの車窓から。雲の向こうにフィッツロイがあるはず
チャルテンは国立公園内にある街やから、街に入る前に管理事務所で注意事項の説明を受ける必要がある。
基本的にはゴミを捨てないで、だとか火気の使用は指定された場所でみたいなことやけど、独特やったのがプーマに遭遇した時の対処法。
そんなこと教えられても、実際遭遇したらフリーズしてまうやろし十中八九無事ではないやろなあ。
あと、ここで地図も貰える。
説明を受けて街に入ったら、宿に行く前に食料を買って行く。
今回の宿は街の外れの方やから時短のために
ちなみにチャルテンの街も犬が多い。
あと、ガラクタで作られた人形みたいなんもある
宿に着いたら荷物を置くなり夕飯を作る。
夕飯にはどう考えても早すぎる時間やけど、翌朝の尋常じゃない早起きを考えるとこれがベスト。
ステーキと芋とオレンジっていう質素な飯をかきこんだら、シャワーを浴びて6時過ぎには就寝。
翌1時、起床。
雨でないことを確認したのち、本当に行くかどうか悩むこと15分。
二度寝したい自分に朝日が見たい自分が僅差で勝って、出発することに。
持てる限りの防寒対策をして外に出たけど、風が強くてまぁ寒い。
そして辺りは真っ暗。
やっぱ出てきたのは失敗やったか?と思いつつヘッドランプで照らしながら歩くこと10分
ようやく登山口到着。
ここから先は街灯もなくヘッドライトの光だけが頼り。
マップスミーを見ながら登って行くけど、周りが全然見えんから、広い場所を通り抜ける時とかは道を見失いがち。
しばらく行くと、地面にうっすらと雪が積もり始める。
改めて気温低いんやなぁと実感。
雪のおかげでおれの前におる人の足跡が残ってて道がわかりやすくなった。
ひたすら歩くこと3時間。午前4時に最後の登りの前についた。
ここから先は体力に自信のない人は進まないでくださいとの注意看板がある。
そんなん言うてもお袈裟な話やろと思いながら進んでいくと、
登り自体はそんな大したことないんやけど、地面が凍った上に雪が積もってて、気をつけて登らんとめちゃめちゃ滑る
これはたしかに危ないわ
雪道を慎重に登っていくこと1時間とうとう目的のラス・トレス展望台に到着!
したはいいものの、日の出の時間まではあと1時間ある。
それまでその場で待機やねんけど、いかんせん寒い!
寒すぎる!
測ったわけじゃないけど、絶対氷点下やった。
GReeeeNのSUN SHINEを聴きながら、震えながら待つこと1時間。
ようやくかなり高い山の向こう側から光が射し始める。
この時点でフィッツロイに雲はかかっていない!
これは期待できる!
徐々に徐々に空が明るくなってきて、フィッツロイにも光が当たり始める。
そしてついに、フィッツロイ全体が赤く染まる。
赤とも金とも言えるような色になったあと、だんだんと赤みが薄れてきて昼間見れる姿になった。
赤フィッツロイが見られるのは朝方のほんの数分間のみ。
1時起きからの登山はしんどかったけどきて良かった。
もちろん日の出も綺麗でした
ちなみに、鬼寒い待機の時間で持ってきた水が凍ってた。
ほんまに死ぬほど寒いし、いく人は万全の防寒をしていくべき。
赤フィッツロイを堪能したら、下山の時間。
凍った斜面を慎重に慎重に降りていく。
陽を浴びて雪が溶け始めてるから、登りの時より滑る。
落ちたら死ぬなぁとか思いながら下ってたら、ほんまに足滑らせて死ぬところやった。
行きしは真っ暗でわからんかったけど、明るくなってみると登山道も自然豊かで綺麗やなぁ。
川あり
森あり
湖ありでいい感じ。
遠くから見るフィッツロイもまた綺麗
そして完全に日が昇りきった11時ごろチャルテンの街に戻ってきた。
帰りのバスは4時発やからそれまで宿のロビーで寝させてもらった。
フィッツロイの朝焼けはめちゃめちゃ綺麗やし行く価値ありやけど、ぜひ複数人で行くことをお勧めします。
一人はなんかあったときにマジで危ない。
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